燃料づくり
研修の古民家にはガスはきていません。
ここでは火はとても貴重で、ありがたいものだと、思えてきます。
私達の日常では簡単に火を使うことができ、レンジがあれば,子供でもボタン一つで熱源を得られます。でも何かあって、電気も、ガスも使えなくなった時,ほんとにお手上げです。
身近にあるもので,燃料になるものを作ります。
新聞紙で,薪を作りました。薪の節約にもなり、
街でも災害の時のために作っておくのも良さそうです。
今回は、専用の道具を使いました。
手前が紙薪つくり器「紙与作」
新聞紙20枚で一つの薪ができます。
1時間半も火がもつそうです。
水につけた新聞をほぐして「紙与作」に詰めます。
圧縮して,型から抜いて一週間から10日ほど干します。
これは先月末に作って干した物ですが、ここのところの天候の
せいか、なかなか芯まで乾きません。
意外に固い新聞紙は、たくさん作る時には、ほぐす手間がなかなかなのです。
紙粘土を作るときのように一晩浸した方が仕事が楽なようです。
浸し足りなくて、粗いほぐし方のものは充分にくっつかなくて
乾いたら割れてしまいました。
この寒い季節に,屋外で冷たい水を使っての作業はなかなかつらいものでしたので、
つい仕事を急いだことが,後にたたりました。
よし次は完璧だー。
薪が必要な季節までに、作りためておくと苦になりませんね。
押し入れの中に入れておくと湿気取りにもなるそうです。
薪は湿気を含んでしまう訳ですが、また干せばいいですもんね。