縁あって、長野県売木村で田んぼ一反を借りることができ、米作りを始めました。
農経験が初めてなのは私だけですが、そう若くもない女性4人でどれくらい大変なのかさっぱり検討もつきません。まさか自分が米つくりをするとは思ってもいなかったのですから。
スコップもまともに使った事が無い訳で..無駄だから、深く考えるのはやめておきます。
売木村は、ほどよくちいさな村で,水がきれいで人が丸い、まずはここに来る事がうれしい。
夜型の私が5時に家をでるのはきついけど。
今回はもみまきと肥料まき。なにかと頼れる後藤夫妻にご指導いただきました。
もみまきは苗箱に底敷紙を敷き土を入れたっぷりの水を含ませ、
根と芽が出たモミを均等に蒔くのですが、均等にというのがむずかしい。
で、モミ蒔き機なるものを使わせていただきました。有り難いです。
苗箱を手渡す係、機械に苗箱を差しこむ係、ハンドルを廻す係(これは手動ですので)蒔き終わった箱を受け取って並べる係。米作りは人手が必要ですね。農は人の和が大事なことがわかります。
水を含んだ苗箱が段々重くなり、中腰作業は腰にきます。
私はこんなこともあろうかと腰痛ガードル、腰痛チャンピオンベルトを重ね履き
してきたのです。変にかたよって準備がいいです。
手順の説明も受け、後藤夫人のサポートを得て午前中に終え、ランチ後は、お昼ねかと思いきや
食後の牛糞まきタイム。
田んぼに牛糞堆肥(発酵させてあるものです)が山と積んでであるのを見て一瞬クラっと。
いえ武者震いです。
お借りした運搬用キャタピラーが、すぐさまプスンと止まったまま動かなくなり、スコップだけで
肥料まきをするも、暗くなるまでに終わりそうにない。
後藤さんにSOSを出し、出先からかけつけていただき、やっと牛糞肥料をキャタビラーで運べるようになった時の喜び。バンザーイ。
キャタビラーの上からまき散らすという技もつかみ
牛糞山が小さくなっていく。今日中に終わりそう。
キャタビラーは歩くスピード。気のせいか田んぼが広くなっていくような、遠い...
キャタピラ運転のときだけテンションがあがり、にわか農民の一日は終わったのです。
米つくりの、ほんの一部を体験しただけで、いつも食べてるご飯の尊さに改めて気づかせてもらいます。と、〆ておこう。
ご協力いただいた方々には感謝です。ありがとうございました。
次は田起しですって、どうなることやら。