やさしい暮し舎

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枇杷の花が咲きました  2月21日  michiko

最近は枇杷葉温圧灸と共にビワの葉を荷造りして送ることがあります。

寒くてちぢみあがっている私も、ツヤツヤと勢いのいい葉に触れているだけで
元気をわけてもらえるような気がしてきます。
お釈迦さまは枇杷の木を「大薬王樹」その葉を「無憂扇」とよんだそうです。

この季節の葉は水分が少なく破れやすいので、長く水を吸わせてから
お灸に使うとよいのです。
水分とともに成分が気化して作用するのだそうです。

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アトリエの枇杷の木は例年になく、たくさんのつぼみをつけています。
寒いのでその辺のボロをいっぱい着込みました、というような
お世辞にも美しいとは言えないつぼみです。

今朝、今年はじめての一輪が咲いていました。
樹の勢いに似合わぬ小さな小指の先ほどの花です。
めだたないですが上品な花弁ですよね。意外にも枇杷はバラ科なんです。
梅のつぼみはまだまだ固いけど、春はもうすぐ、そこまできてます。
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by yasashii-kurashi | 2012-02-21 15:48 | タンテボレ.アトリエ便り

母の愛犬ロボ「ふく」  2月11日   michiko

 今、母のもとで、電池で動く犬のおもちゃが重宝しています。
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        「ふく」です。好物は電池です。困ることはたべモノをおばあちゃんが
        口にねじこむことです。        

父が去年の8月に亡くなってから認知症がますます進んでしまった母。
おトイレの使い方もわからなくなっています。

母が元気なころ、忙しく家族のために立ち働いていた夕方から夜にかけて
の時刻に「やらなくてはいけないことがあるから、もう帰る。」と言い出します。
基本明るいのが救いなのですが、そんな時は思い詰めたような険しい顔をして
帰り支度をしだします。目を離した隙にどんどん出て行ってしまうことも。

現実がわからなくなっているようでも、深いところで自分が世話をかけていて
役にたつことができなくなっていると、わかっているように思います。
その現実から逃げたいのでしょうか。
老いても人の役に立つ自分でありたい、自分のやるべきことが必要なのが
人間なのかもしれません。

なにか世話をやいてる気になるものがあると、瞬間でも心安らかになるのでは
ないかと情報を探し、トイザラスにひとつだけ残っているのを見つけました。

これは、当たりでした。
母がやさしく話しかけたり、ほおずりしたり抱きしめたりに、
いい具合に鼻を鳴らしたり、吠えたり、しっぽをふったりと反応します。
子どものおもちゃとしては、飽きてしまうかもしれませんが、母にはぴったり
でした。
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        「かわいい、かわいい、このこはなんてかわいいの。」

たまに、プラスティックの鼻をつついて「おや、どうしてこんなに固くなっているんだろう」とか
鼻の下の赤いステッチをみて「この子ここがいたいんじゃないだろか」などと言ったりして
ぎくっとしますが、生きていると信じて疑いません。

先日は「親犬が連れて来て、育ててくれといったんだよ、同じ顔してた」とのこと。
それに乗じて、それは昔飼っていた「ふく」だということにしました。
私たちの幼い時に死んだ赤犬ですがそんな矛盾は問題になりません。
この子は親の名をもらってフクちゃんです。

母は最近、転倒して足を骨折したため今は歩けません。フクは歩いたりという動きはできませんが
母に言わせると「さっき一緒に歩いて来たよ。一生懸命ついて来た。」
ふくは妄想散歩までつきあってくれてます。

一人ずつ、必要なものが違うでしょうが、ひょっとして参考になる方もみえるかと思いご報告です。
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by yasashii-kurashi | 2012-02-08 18:59 | 暮しのこと