やさしい暮し舎

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2014年 07月 19日 ( 2 )

曼荼羅ガーデンと避難体験ワークショップ後半 2014年7月17日

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夜は避難してきたつもりになって、夕食も各々が用意した物を食べます。酒さえあればと豪語するのはkazubaaba。
豆麻っぱには電気はきていません。日が沈めば街灯もなく暗闇。料理するのには薪を使う。
暗くなる前に急いでubaabaから火の起こし方を学びます。まず周りから燃えるものをどけるところから。ティピの中央で火をたきます。
 臼井「火は寂しがり屋です。寄り添うと燃えます。火起こしは子育てと一緒です。
    最初は小枝 おっぱい そして火種を作り 離乳食 普通食と進みます。
    火はかまいすぎず見守ることも大事です。



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臼井さんはいつの間にか、ぺール缶ぬかくどの用意を整えて、説明が始まります。
私にも作れると即座に思える単純な仕組み。中にいくつか穴をあけた缶が入っていて間に籾殻を入れ内側で火をつければ、あっという間に籾殻に燃えうつり炎を出し始め,羽釜をおくと又すばやく沸騰。5分後には火から下ろして蒸らしておきます。
これは是非作っておきたい。自分で熱源を作ることができれば,生き抜く力にもなりますから
学校などでも教えていくといいですね。
baabaでさえ,いけるぜ、なんて自信がふつふつ湧いてくる。

ペール缶ぬかくど詳細http://www.ultraman.gr.jp/perma/nukakudo2008.htm#%83y%81[%83%8B%8A%CA%82%CA%82%A9%82%AD%82%C7%82W%8C^

私は日頃用意してる避難用リュックの中にあった総菜レトルトを、ケリーケトルで湧かしたお湯であたためましたが、暗くて見えないし小枝などの準備不足で最初は苦戦。
次はいけるぞ。いきなり避難本番でなくてよかった。
差し入れで頂いたトマトがおいしいこと。
そして、ぬかくどご飯のおいしさ! 皆おかわりしていました。

暗闇も時間が立つにつれ目がなれて明るく感じられるものです。だんだん見えなかった物も見えてくるのですから。強すぎる明るさで、見える力も奪われてしまうのかもしれません。
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周囲の田からカエル、裏山からは鹿の声、草むらからは虫の音。
ランプの炎とおき火になった焚き火だけのやさしい明かりは,人の心を近づけるようです。
皆の会話の声も暖かく心地よく、ティピにシートが回りきれなかったので見上げれば星も見える。心地よい風もはいり、これがちょうどよかった。
この開放感はティピの左巻きスパイラルにもあるのかもしれません。

ふっと外に目を向けるとふわりと蛍が。立ち上がって田んぼに目をむけるとたくさんのホタル。
「あんな高いところに!」と言う声に振り向くと、裏山の高い木の上にもホタルの点滅。気がつけばティピはホタルに囲まれていました。
小屋の上の木にはクリスマスツリー状態。皆の感動が一つになって伝わってきます。
この山に受け入れてもらえたのかな。

17日
5:00 もう皆起きています。

すでに臼井さんは、なにか嗅ぎ回っている様子。
水です!山からの水の道を発見!!
野生動物が臭覚で見つけ出した瞬間に立ち合ったようです。
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もう、振り向きもせず夢中で掘り出しています。
そりゃーもう全員が周りに集まり、興奮状態で手伝います。
臼井さんはお気に入りのおもちゃを見つけた子供のようです。
それが私たちのワクワク度数を高めます。臼井さんは言葉だけではなく全身で伝えてくれる。

ついに流れを作り上げ竹を半割して節を取り、これを渡して私たちの水道ができあがりました。
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これが,美味しい!この後は飲み水はこれ。
山の命の循環が、身体を通って行くような気がします。
恵まれてるなー。ゆたかだなー。

baabaたちは、これで一気に夢が現実化してきました。水さえあれば...
そして今後のビオトープ計画が臼井さんの中で廻り始めたようです。

沼地による緩水濾過 水場 水利用 水洗トイレ 池に流して鯉を飼いビオトープ バイオジオフィルターで浄化 田んぼに流れ 米作り 水の流れ 美しい循環プラン (臼井さんのfbより)

さあ山にトイレのための落ち葉拾いに出かけます。
豆麻っぱのトイレはumebaabaの考えたプランタートイレ。使用後に土壌菌に分解してもらうため
落ち葉や土をかけておくのです。いつかいっぱいになったら畑になります。
プランタートイレ http://mamemappa.seesaa.net/archives/201406-1.html
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膝を痛めた者、腰を痛めた者(私ですが)がいましたが,竹を切った杖をたよりに全員登ります。
 
臼井「一番弱い人が2番手を、サブリーダーが1番最初を、リーダーは最後を歩き全体を把握
   指示を出す。おのずと弱い2番手の歩みになる


いい山です。つれてきたmabaabaの飼い犬「マメ」が獣を追って駆け巡っていましたが
ちゃんと帰り道で待っていました。
いつか犬達を駆け巡らせてやりたいと思いながら、不安で今回初めて離したmabaaba
はちょっとウルウル。夢に一歩近ずいた。

AM10:00
残った根っこを掘り出し、いよいよ曼荼羅ガーデンを作ります。
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畑を踏まずにすべてに手が届くよう、通路としての溝をつくります。
さあ、ティピを立てます。今度は自分たちだけで。
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積んであった干し草で畑を覆います。この場所にいっぱい繁茂していたカヤです。
必要なものはすべてある。

これで雑草は日を遮られて生えにくくなります。これならやがて土に還ります。
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種を蒔くところだけ,カマで切って隙間をあけ、
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雑草の種が残っているかもしれないので表土1cmをとりのぞいたところに蒔く。
一つは大地のために、一つは鳥のために、一つは私のために。
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土をかぶせた後、上からぐっと押さえる。それで地面の水があがります。
水をやる必要はありません。雑草を刈りとって上にかぶせますが、すぐに枯れてお日様が適度にあたり乾燥しすぎも防いでくれます。一種類ではなく何種類もの自然採取の種をまきました。
多様性ですね。
野口の種http://noguchiseed.com/hanashi/index.html
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ティピの支柱の周辺には豆などツル性の物を。寒くなればティピにビニールなど巻いて
温室にもなります。
除草剤も肥料も水をやることさえ必要ありません。
 
臼井「日本という国は5日に1回風がふき 
    10日に1回雨が降る国です。
    これが天下太平の理ことわりです。五風十雨と言います。それほど恵まれた国が日本です。    水をやる必要はありません。水を何時もやっていると根は育ちません。
    過酷であればあるほど根は張り水を探して日照りの時でも枯れません。」


瑞穂の国ですから。

周囲の草や木もお茶や食料、染料、治療にも使っていきたいと思います。
虫も敵ではありません。

命の循環の曼荼羅ガーデンが、これから始まります。
 
臼井「100点を目指して60点でよしとすべし トータルで150点であれ
    60の寄せ集めが100点を超えます。
    分断して競争する世界からこれからは融合する時代です。 
    今までは分けた時代これからは合う時代 分かち合う 完成の時代です。」
 

楽しみです。
baabaなりに、自分の頭も手も,感性も観察力も全部十分に使って、自然と対話して智恵をしぼりだしていきましょうか。
  臼井「人の言葉は間違うが、自然は間違いが無い」 ですから。
魂がついてこられるスピードで、じんわり美味しい未来の生き方モデルを目指します。
 
始まり はじまり。
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by yasashii-kurashi | 2014-07-19 23:21 | 田舎暮らし

曼荼羅ガーデンと避難体験ワークショップ前半 2014年7月16日

長野県の最南端・売木村の伝使山で、足るを知る暮らし,命のめぐる暮らしに向かってbaba たちが
ゴソゴソ動きだしました。「豆麻っぱ」の始まりはじまり。

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雑木の山の裾野にわずかにある平地に、縁ある者が集まって小屋の外枠を作ったまま、電気も水道もガスもひかれていない地に7年間置き去りにしていました。
でも,その時関わった私たちは「あの小屋」がずっと心にひっかっていました。
小屋を作った先があるとそれぞれ思っていたから。

動きだしたのは元々ここをいつかと夢をもっていたubabaと思いっきり犬を走らせてやりたいmababa。たまに参加の私は二人のペースについていくだけが精一杯。
無謀とも思えるbabaだけで始める開拓,建築。
草刈り、木の切り出し、ゴミも排泄物も土に還すプランタートイレをつくり、小屋の雨漏り修繕と床はり、材集め。
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ここで作るものの材量は極力ここにあるもの、周辺でもらえる物、捨てられるもの。
ゆずれないのは土に還らないものは使わないこと。ここの自然を狂わせない事。
この地の命の循環に参加させていただきたいな、というのは関わるbaba共通の想い。

そして智恵の宝庫シャンティクティの臼井さんのお知恵もいただいてしまおうと自分たちのためのワークショップを実行しました。

呼びびかけはとくにせず、自然に縁ある者が集まれば良し。
水道も電気も熱源もないことは災害時の避難体験にも最適では、ということでついでに避難体験もしちゃう。
   豆麻っぱ http://mamemappa.seesaa.net/archives/20140614-1.html
   シャンティクティhttp://www.ultraman.gr.jp/shantikuthi/



   曼荼羅ガーデン作りとティピの作り方 避難体験ワークショップ
         シャンティクティkenji-iと過ごす2日間


集まったのは売木で米作りを始めているbaba4人と、以前小屋作りに関わったakebaabaはじめてのnoribaabaの6人。なんだか濃いけどゆるさもあるいい顔揃え。

AM10:00
 ティピの作り方から始まった。
臼井「インデアンは女性一人で立ててしまう。つるの支柱になり冬は覆って温室にも」そんな説明から始まったのだが、我々の用意した竹は太く長い。これは女性一人では...
臼井「切りましょう.大きすぎる。」ubaaba「大きいのがいいです」
そう、あの竹を運ぶだけでも重かったんだし..
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5m程用意した縄で束ねた竹を3本立てるところから始まり、その間に一本竹をたしていき12本の支柱が立つ。これでちょっとやそっとでは倒れないということ。
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このシートはツーバイフォーの材を輸入時に包んできたカバーで産業廃棄物。無料でもらえてブルーシートよりかっこいい。
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臼井「縫います」針も糸もない。そこにある物を使うのが原則。」はぎ合わせる部分のシートを2枚重ねて小石や木っ端をくるみ、てるてる坊主のようにひもでくくる。素晴らしい発想です。

結局大きくそびえ立つティピ完成。
ガーデン用ということで臼井さんの用意していただいたシートはそこまでの分量はない。
覆いきれません。でも、これにはだれも不満はなし。カッコいい−!
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炎天下の作業中,この地の大家さん一家の母娘からお茶と手づくりおやつの差し入れ。「お茶にしましょ」と言ってくれる人のありがたさ。ティピの下で休憩したとき、なんと隙間から素晴らしい風.ひんやりします。足らないことがちょうどいい。
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ティピを立て終わってから、本来の曼荼羅ガーデン予定地の整備を始めていました。元々かやの原だったところ。本来耕す事も必要ない農法のはずでしたが大きくて深いカヤの根っこではばまれて掘り出すしかないのです。
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昼食ははさんだものの、炎天下にハイスピードでこの重労働。その中で、この休憩の心地よさ。
ティピ最高!
興味深い話が飛び交い、誰も立ち上がりません。曼荼羅ガーデンは間にあうのでしょうか。

臼井さんに素敵なお話を聞きました。
中南米の調査団が,荷物の運搬にインディアングループを雇った。初日から4日目は順調に進んだが、5日目彼らは歩みを止め地べたに座り込んで動かなくなった。
しかし2日後全員が同時に立ち上がり前進した。後ほど語ってくれたのは「歩みが速すぎたので、魂があとから追いつくのを待たねばならなかった。」

(このお話の詳細は文の最後に)

ストンと腹に落ちました。
長い休憩時間の後、ふっと気づくと風が爽やかに。さあ、皆同時に立ち上がり作業開始。
その後の作業能率の違い。いえ、内容の違い。笑い声、ゲームのように,さっくさっくと作業が進む。魂がついてきたー。
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臼井「すごいなー、男いらないね。婿にほしいよ。」いえいえ、性別、国籍、障害,いろんな違いも多様性。男性の臼井さんがいらして下さったお陰のこの進展。

そして心配して様子を見にいらした地元のjiiji二人。右端は田んぼをみまわりしてくださっている、こちらまで幸せな気分になる笑顔の持ち主のyosijiji。赤い長靴をはいた後ろ姿はこの豆麻っぱを好きに使えと言って下さる大家のkazujiiji。田んぼ仕事のいろいろも教えていただいています。私たちにとっては、この2人がいてこその売木村。有り難いことです。babaだけではできません。
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今日の作業は夕餉のための薪を裏山でとっておしまい。
何でも揃う、なんて豊か。あとは水さえひいてこれば。
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 さあ、楽しい夜の部へ。

モモからのメッセージ(臼井さんfacebookより)
ミヒャエル・エンデ

 何年かまえ、中米奥地の発掘調査に出かけた研究チームの報告を読んだなかに、こんなことがありました。
調査団は、必要な機器等の荷物一式を携行するためにインディアンのグループをやとった。調査作業の全行程には完壁(かんぺき)な日程表ができていた。そして初日から4日間はブログラムが予想以上によくはかどった。運搬役のインディアンたちは屈強で従順で、日程どおりにことが進んだのだ。ところが5日目になって、彼らは先へ行く足をぷっつり止めた。
だまつて全員で輸になり。地べたに座りこんで、もうテコでも荷物をかつごうとしない。調査団の人たちは賃金アッフを提案したが、だめだった。叱(しか)りつけたり、ついには武器まで特ちだして脅したりしてみたが、インディアンたちは無言で車座になったまま動かない。学者たちはお手上げの状態で、とうとうあきらめた。日程には大幅な遅れが生じた。と、とつぜんー2日後のことだったーインデイアンたちは同時に全員が立ち上がった。荷物をかつぎあげ、予定の道を前進しだした。賃金アップの要求はなかった。調査団側から改めて命令したのでもなかった。このふしぎな行動は、学者たちにはどうにも説明のつかぬことだった。
インディアンたちは、理由を説明する気などまるでないらしく、口を閉ざしたままだった。ずっとあとになって、白人のグループの数人と彼らとのあいだにいくぶんの信頼関係が生じてから、はじめてひとりが答えをあかした。
「はじめの歩みが速すぎたのでね」という答えだった。
「わたしらの魂(ゼーレ)があとから追いつくのを待っておらねばなりませんでした」この答えについて、私はよく考えこむことがあります。
工業化社会の文明人である私たちは、未開民族の彼らインディアンから、学ぶべきところまことに大きいのではないでしょうか。
私たちは、外的な時間計画“日程をとどこおりなくこなしていきます。が、内的時間、魂の時間にたいする繊細な感情を、とっくに殺してしまいました。私たちの個々人にはもはや逃げ道がありません。ひとりで枠をはずれるわけにいきませんから。私たち自身がつくってしまったシステムは、容赦なき競争と殺人約な業績強制の経済原理です。 これをともにしないものは落伍(らくご)します。
昨日新しかったことが、今日はもう古いとされる。先を走る者を、はあはあ舌を出しながら追いかける。すでに狂気と化した輪舞なのです。だれかがスピードを増せば、ほかのみんなも速くなるしかない。この現象を進歩と名づける私たちです。
が、あわただしく走り続ける私たちは、はたしていかなる源から遠ざがりゆくのでしよう?私たちの魂からですって?そう、私たちの魂は、もうはるか以前に路上に置き捨てられました。それにしても魂を捨て子にしたことで、肉体が病んでいきます。だから病院や神経治療施設は、ひとびとであふれています。
魂不在の世界 これが私たちの走りゆく目的地だったのでしょうか? 
もうほんとうに不可能でしょうか、私たち全員が狂気の輪舞をいっせいに中止して、おたがいに車座になって大地に座る、そして無言で待つ、ということは?

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by yasashii-kurashi | 2014-07-19 00:15 | 田舎暮らし