21日〜23日までと、28日〜30日あわせて6日間,新城の里山で「達人に学ぶ田舎暮しの基礎」
という研修を受けて参りました。
社会的企業人材創出.インターシップ事業、内閣府の地域社会雇用創造事業の一環です。
研修の現場になる古民家です。大正時代に建てられたそうです。
「床はリ、バイオトイレを作る,台所を作る、燃料を作る、小規模水力発電、自活する農業」
などを体験しながら学びます。
既に今月10日の参加者、関係者の顔合わせから始まっていました。
「こうしていったら」「あんなこともやっていこう」とアイデアがぽんぽん出て頼もしい。
参加者の50%は、達人に限りなく近い方々でした。
一人で家を建ててしまった主婦や、何件も古民家を再生して山の中に住んでいる作家とか
強者ぞろい。
研修場所となる古民家の主人umeちゃんは生まれ育ったのが電気もきてない山の中、
今でもより自然と共存した生活をもとめ実践中。
ますます記憶をとどめられない脳みそでどこまで、吸収できることやら、
とにかく学ぶことがたくさんありそう、とわくわくした始まりでした。
私にとっては、日常とかけ離れた初体験ばかり。大きな災害の来た時でも使えそうな智恵も満載。
頭の中だけで「やさしい暮し』を思っていてもね。
作業は楽しくもあるのですが、雪も残り、
火の気もない隙間だらけの古家でさらに
全部開け放っての作業。寒さはこたえるー!
台所から続く土間を板張りにします。
のこぎり,クギ打ち,ノミ使いのデビューも
させていただくことができました。
さしがねという、L字型の金属の定規
存在は知っていましたが…
肝心なところはこれがないと,始まりません。
あー、それで
「あいつのさしがねに違いない」
なんて言葉の使い方するんだーと納得。
さしがね君すごいぜ。
右が講師の大工の棟梁。貫禄あります。
柔軟性があって無知な私にも分かるように
指導して下さいます。
左が研修生でありながら棟梁の不在時には
若者達や私の先生。ダンディーです。
もともとは地元に住んでいらして
なんでもできてしまうし、智恵が働きます。
そこなんだよね。
教えられる物ではないけど
学びたいものです。
床を張り終わったところで、ジャーン!だるまストーブが設置されました。なんと,
のぞきにみえた近所の方がストーブを置くための枠を作ってきて、寄付してくださったのです。
(左はしの方です。)す、すばやい、プロの仕事!山暮しの人々はなんでもできる?
umeちゃんが墨汁を薄めた物を床板に塗り,皆でしみじみ眺めます。うーん、いいじゃないの。
暖かいよー。ありがたいよー。
お湯もわきます。火って気持ちまで
温かになります。
続きはまた。