花人「河村 敦子」の作品集「花心」が12月に出版されるのを記念して開かれた花会に行ってきました。
河村先生のご自宅で2日間だけの開催でした。
八事と塩釜の地下鉄駅から、そう遠くはない住宅街にありながら、以前はこのあたりも山林だったことを思い起こさせる、お屋敷です。
住居部分だけ山林を切り開き、あとはすべてそのまま残したのでしょうか。この環境に愛着をもって住まい、その精神ごと引き継がれてきたからこその,今ではなかなか得難い環境です。
この環境を十二分にいかした素晴らしい花会でした。残念なのは、写真が室内のものはきれいにとれなかったこと。iPoneでの限界か、私の腕が悪いのか..
普段活け花のお稽古をしている部屋です。空間をいっぱいに使った迫力が写真で伝わらないのが残念。
階上からしなだれる柳は幻想的。
旬のお野菜も絵画のよう
2回のベランダから玄関を見下ろしたところ。見上げられることも意識して活けられた花が。
この部屋で、お抹茶をいただきました。ベランダに活けられた柿が野武士のよう、迫力です。
夕暮れ時の西日が、いい効果を出していました。もちろん計算の上でしょう。
ツリーにクリスマスオーナメントがない?
此れはクリスマスに飾られる宿り木。
特等席に座ると5つの活け花がバランスよく、部屋全体でクリスマスのしつらえ。
知的な大人のクリスマス。
素敵な時間をいただきました。